ヒト幹細胞培養液って漢字だらけで何やら難しそうな響きですが、現在、再生医療分野の治療や美容で注目を集めている成分になります。

一般に幹細胞コスメと呼ばれる美容液などに配合されている成分がヒト幹細胞培養液(以下、培養液)になります。

このヒト幹細胞培養液というのは、幹細胞治療に使う幹細胞を培養する時に出てくるエキスのことです。

この培養液には細胞の成長や修復に必要な成長因子などの700種類以上のサイトカインが含まれています。

そのエキスの中の良いとこだけを取り出したものがヒト幹細胞培養順化上清液(以下、上清液)です。

この記事では、上清液にどのような効果があり、どのような疾患に有効なのかを解説していきます。

ヒト幹細胞培養順化上清液の効果

一般的に言うと上にも解説したとおり、損傷した細胞や組織を修復する作用があります。

極端に言うと、損傷した箇所まで上清液を届けられれば、大抵の問題が改善できます。

美容

肌に上清液を使用すると、損傷した肌の細胞を修復してくれるので、美容目的でもよく使われます。

幹細胞コスメと呼ばれる美容液を僕も試したことがあるんですが、確かに乾燥してカサついていた肌のカサつきが良くなって、ツヤツヤツルツルになりました。

大きな傷跡なども、上清液を皮下注射することで改善されて、目立たなくなるようです。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は皮膚のかゆみや痛み、乾燥、角質化などの症状が出る自己免疫疾患の一つです。

難治性のものになるとステロイド薬による対処療法しかこれまでの医療ではできませんでした。

しかし、上清液を点滴したり、肌から吸収できる形に加工して塗布することで、症状が改善する事例が報告されています。

しかも上清液の場合、ステロイドのような副作用がないというメリットもあります。

アレルギー症状

アレルギーは免疫系の過剰活動によって起こります。

上清液には免疫調節作用があるので、免疫が過剰に活動しているときは、適切なレベルまで活動を落としてくれます。

花粉症やハウスダストなどアレルゲンによらず、上清液によって症状を改善することができます。

神経性疾患

例えば、加齢や脳卒中により脳の一部の機能が失われる(身体の麻痺や言語障害、認知症)ような疾患があります。

上清液を点鼻して鼻腔に届けるだけで、上清液は脳まで到達して問題のある部分を修復してくれるので、こういった神経性疾患の治療にも効果を上げています。

僕自身、脳腫瘍と手術の影響で左半身に軽い麻痺(思い通り正確に動かせない)があるのですが、上清液の点鼻を1週間ほど続けるとその症状は改善しました。

加齢による認知症にも改善がした事例がいくつもあるそうです。